おいしい卵は、健康な鶏から授かります。アニマルウェルフェア鶏舎、オリジナル飼料、健康管理など鈴木養鶏場の卵作りのこだわりをご紹介します。
鈴木養鶏場では、全国的にも珍しい動物に優しいアニマルウェルフェア(動物福祉)の鶏舎を導入しています。アニマルウェルフェアとは動物(家畜)を快適な環境のなかで飼育することです。アニマルウェルフェア鶏舎は従来の鶏舎の約7倍の広さがあり、鶏たちは広々スペースで伸び伸び育っています。ゲージの一角はカーテンで仕切られており、卵を安心して産むスペースを確保。水は天然地下水使用し水飲み場は1ゲージに6カ所設置し、エサ場は3箇所設置。鶏たちが水やエサを奪い合うことがなく、ストレスを感じず快適で過ごしやすい環境が整えられています。
卵は、親鶏の食べたものの栄養分や成分がそのまま影響します。鈴木養鶏場では親鶏の飼料にとことんこだわり、飼料は大分で収穫された飼料米を配合しています。飼料米にするメリットはなんといっても栄養価です。飼料米を含む配合飼料を与えた親鶏が産んだ卵は、通常の卵よりコレステロール値が低くヘルシーです。お米はモミ殻をのこしたまま与えるので、お米の栄養もそのまま入っています。メーカーで配合されている飼料は、海外から輸入されるトウモロコシがメインですが他に何が含まれているのか不明なので、自社配合することで、一つ一つの成分と効果を確認しながら安心・安全な飼料作りを心掛けています。
当社では、日本レイヤー株式会社(岐阜県の採卵鶏初生雛・若メスの生産販売、種卵販売業)で孵化させた初生雛(産まれて1日目)から育てます。雛の健康、体重、餌の量、骨格の発育具合など管理し、毎日自分たちの目で観察しながら、時間と愛情をかけて育てます。大きな病気にかからないように、感染源と疑われている野鳥の鶏舎への侵入を防ぐための防鳥ネットの設置、鶏舎の出入り口での消毒の徹底、雛のうちからワクチン投薬をしています。手間ひまかけて育てた若鶏は、長い間、黄身の盛り上がった美味しい卵を産み続けるのです。